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2018/06/21 07:14






ピーターラビットの童話の中で、ピーターが食べ過ぎてお腹をこわしたときに、お母さんが飲ませた飲み物が、

カモミールティーでした。



ヨーロッパでは、古くから「お母さんのハーブ」といわれるほど、女性や子供にとってカモミールは身近なハーブのようです。お茶にするだけでなく、アロマオイルや入浴剤など様々な使い方もできます。




今回は、そんなハーブとして有名なカモミールの効能に「わぁ!ちょっと凄すぎΣ(=°ω°=;ノ)ノ」と思えたのでメモしちゃいました。





カモミールにはジャーマンとローマンの2種類あります。
カモミールはヨーロッパで最も歴史のある民間薬と言われています。
4000年以上昔の古バビロニアで薬草として用いられていて、クレオパトラが安眠の薬として利用していたという
伝承もあります。カモミールという呼び名は古代ギリシア語の「カマイメーロン(大地のりんご)」という言葉に由来しています。




属名Matricariaはラテン語で子宮を意味するmatrixという言葉が語源とされています。



このことからも婦人病に有効なことが古くから認められていたことがうかがえますね。
また月経痛などの女性特有の症状の緩和によく用いていたことからヨーロッパでは
「母の薬草(マザーハーブ)」とも呼ばれています。



「りんごかぁ~、」と納得できちゃうのは葉の部分を手のひらで擦って香りを嗅ぐとりんごの香りがします。


ハーブティーで「カモミール」という場合はジャーマンカモミールを原料としたものが主ですが、
ローマンカモミールを原料としたものもあり、こちらは若干苦味とクセがあります。




またジャーマンカモミールは薬用植物を医薬品として利用する場合の効果・安全性の評価を行うドイツのコミッションEで治療目的での使用が承認されていますが、ローマンカモミールは未承認ハーブとして記載されています。


逆にアロマテラピー(精油)の場合はローマンカモミールの方が一般的に用いられており、
香りもローマンの方がクセが少ないです。




☆ちなみに・・・香草園で育てているのはジャーマンカモミールもローマンカモミールも両方ですが、
ジャーマンカモミールがメインになっています。






ジャーマンカモミールには抗炎症成分「アズレン誘導体(カマズン)が含まれています。」



カモミールティーとして飲まれるジャーマンカモミール種。

苦みが少なく、抗炎症作用、抗アレルギー作用のある「アズレン」という成分を多く含んでいます。


アズレン誘導体は植物中には含まれていないのですが、水蒸気蒸留の過程でカモミールの成分である、

セスキテルペンラクトンのマトリシンから形成される(そのためハーブティーは薄茶色だが精油は青色になる)のです。





カモミールの精油は鮮やかな青色



テスト蒸留をしてみました。今回は簡易水蒸気蒸留器を使いました。

カモミールが熱せられた蒸気により、成分を含んだ水蒸気が画面右側へ移ります。

そこで蒸気が冷却されて水分と揮発性の油に分離されます。





動画はこちらです。



花を乾燥したハーブティーにも微量のアズレン誘導体が含まれていると考えられています。
そのためアズレン誘導体(カマズレン)の抗炎症作用が期待でき、胃炎や胃潰瘍の炎症を鎮める、胃腸の粘膜修復・強化に役つと考えられています。



過敏性腸症候群や胃痛などストレスが起因となる胃腸の不調改善にも有効とされていますし、吐き気・胃もたれ・乗り物酔い・下痢などストレス性以外の症状であっても緩和に役立つでしょう。



乗り物酔いの時はペパーミント、神経性胃炎にはレモンバームなど症状に合わせて得意な領域を持つハーブとブレンドしても良いでしょう。




お肌にもカモミールブルーは嬉しい!


アズレン誘導体(カマズレン)を含むことからジャーマンカモミールはアレルギーによって出来た湿疹・皮膚炎症などのケアに利用するほか、火傷や歯肉炎など幅広い炎症のケアに有効とされています。




痒みを抑えるのにも有効とされており、敏感肌やアトピー性皮膚炎用の入浴剤や化粧品にも配合されています。

そのほか殺菌作用もありますので、ニキビケアにも適しています。


★アロマテラピーで利用するには良さそうな精油です。

精油をスキンケアやマッサージに利用する場合は必ず希釈して利用してください。
(協会によって精油希釈濃度の基準は異なりますが、肌に使用する場合は概ね1%以下が安全とされています。)
精油の経口摂取は出来ません。

成分を浸出させたオイルや液体はそのまま使うことが出来るので簡単ですね。
(インフューズドオイルやハーブティなど)

キク科のアレルギーがある方はお気をつけくださいね。





アンチエイジング(酸化・糖化防止)にも嬉しい効果が!


近年はジャーマンカモミールに含まれる「アピゲニン」という成分にも注目が集まっているのです。


アピゲニンとは、セロリやパセリにも含まれる抗酸化作用のあるフラボノイドの1種で、新しい脳細胞を作り、それぞれの脳細胞をつなぐシナプスの働きを高める効果があるそうです。


さらに、アピゲニンには乳がんのリスクを低下させる働きもあることが近年明らかになりました。


・アピゲニンについての研究内容や詳細記事はこちらをどーぞ。





加えてカモミールに含まれている「カマメロサイド」というポリフェノールには抗酸化作用だけではなく「抗糖化」作用もあり、糖化の一部を予防してくれるという報告もなされています。




摂取した糖が体内でタンパク質と結びつきAGEsという物質に変化しコゲついたような状態になってしまうことで、一度糖化を起しAGEsに変化してしまったものは元には戻せません。



近年、酸化以上に老化を促進する原因とも言われています。

コラーゲンなど肌の成分も臓器もタンパク質は含まれていますから、外見・生体機能共に焦げ付き組織が脆くなってしまうことでトラブルを引き起こしますし、焦げの色=茶褐色が肌色と重なることで黄ばんだようなくすみも引き起こします。




美髪・美肌作りに・・・
皮膚炎症の緩和・改善以外にもカモミールエキスはメラニン色素生成を指示するエンドセリンの働きを抑制することから美白成分として医薬部外品に認定され化粧品に配合されています(※自身で抽出したものの有効性は不明)。



また抗糖化作用・抗酸化作用があることからジャーマンカモミールは美肌作りに嬉しい作用が期待出来ると言えるでしょう。


カモミールティーをそのまま化粧水として利用している方も多いようです。


肌以外に髪に艶を出す作用もあり、そのままカモミールティーをリンス代わりに髪に付けても効果が期待できます。




















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