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2017/01/06 12:36
毎年冬になると風邪やインフルエンザに悩まされる方も多いと思います。
でも待てよ?どうして似たよう環境にいても風邪をひく人、平気な人と発症するしないは人それぞれです。
もちろん、体質とか体調といった大雑把な言葉で片づけることもできるでしょう。
そこで思考を進めた結果、行き当たるのが【免疫力】という重要なキーワードでした。
風邪やインフルエンザはもちろん、花粉症やアトピー、喘息やエイズだって同じこと・・・。
こうした多くの病気には、免疫力の低下や異常が深く関わっています。
体内では知らず知らずのうちに、膨大な数の免疫細胞が巧みに連携し合い、ウィルス感染や細胞の悪性化を防いでくれています。
この防御システムにおいて中核を担うのが「NK(ナチュラルキラー)細胞」と呼ばれるものです。
NK細胞は常に体内をパトロールし、敵を察知すればすぐに攻撃を開始。時には他の細胞と連携して敵を駆逐します。
こうしたNK細胞をはじめとする免疫細胞の働きが、すなわち、免疫力です。
ガン細胞さえ駆逐する免疫細胞の功績
これほどまでに重要な免疫細胞のうち、実はその約7割程度が腸内に存在するといいます。
そんなに重要な細胞が集まっているのだから、努めて腸内環境を整えておく必要がありますね。
腸内が健全でなければ免疫力は十分に発揮されず、人体は様々なリスクにさらされてしまうのです。
専門医であります、新宿大腸クリニック院長・後藤先生はこんな警鐘を鳴らします。
『免疫機能というのは20代をピークにどんどん下がる一方なんです。ですから中年の皆さんは腸内環境に気を配らなくてはなりません。
風邪やインフルエンザなども怖いですが、ガンだって同じ。
気づきはしませんが、健康な人でも一日に約5千個ものガン細胞が体内で作られている。
でも実はNK細胞がこれいを駆逐してくれているんです。
ところがNK細胞や他の免疫機能がうまく働かなければどうなるか?わかりますよね。
こうした理由で近年、腸内環境には大きな注目が集まっているんです。』
人間の健康を大きく左右すると言ってもいい腸内環境。
後藤医師によれば、その実態はお花畑のようなものだといいます。
膨大な数の細菌が腸内に特定の棲みかを形成。
ここはタンポポ畑、ここはチューリップ畑と言ったように細菌達が棲み分け、それぞれが勢力を争いながらお互いを排除したり、増殖することで畑の景色が変化していくということです。
最重要とされる善玉菌とは、どんな善行をみせてくれるのか?
後藤医師はこう説明します。
『乳酸菌って誰でも聞いた事ありますよね。
実は、善玉菌イコール、あの乳酸菌なんです。
でも乳酸菌には実に様々な働きがあることを多くの人がまだ知りません。
たとえば前述のNK細胞を活性化させてくれることがわかってますし、乳酸菌自体がウィルスを駆逐する力を持っています。
乳酸菌が喉や気管に付着していれば、風邪のウィルスはそこで死んでしまうわけです。
また乳酸菌は血糖値を下げるとか、血管に弾力をもたらし、血圧の上昇を抑えてもくれます。
あるいはコレステロールを吸着してくれるといった働きも持っている。
乳酸菌についてはまだまだ解明されていない事も多く、今後、驚くべき発見が明らかになる可能性だってあるんです。』
ワタシが乳酸菌の神と、勝手に思っている飯山一郎氏も自身のサイトでだいぶ前からこの様なことを発信しております。
ようやく、それを実体験で確認できる世の中になってきたのかしら・・・と思ったりもします。
【乳酸菌の威力】
豚インフルエンザの蔓延がおさまらない.
今回,メキシコ・アメリカで流行している豚インフルエンザは,かなり異常だ・・・・
続きは下記アドレスから読めます
http://grnba.com/iiyama/cht/20090428.htm
【さまざまな乳酸菌の拡大写真】
左から乳酸球菌、乳酸桿菌、ビフィズス菌(Y菌)。
こうした形状による分け方の他、人や牛などに棲む動物由来、
ザーサイや醤油などに含まれる植物由来、といった分け方もあります。
どちらもそれぞれに利点はありますが、植物由来のものは悪条件でも生育できるという強みを持っています。
今の時期でしたら、植物由来の乳酸菌を毎日少しずつでも摂取したり、
お部屋に拡散したり、お風呂に入れて鼻から深呼吸して肺へ取り入れてあげると、ウィルス対策に役立つと思います。
(文中参考資料)昭和40年男12月号増刊より
今日も最後までお読み頂きありがとうござます。
あなたの一日が善き事で満たされますように